ふるさと納税のシミュレーションが違う?楽天・チョイス・さとふるの入力と結果を比較

資産形成

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ふるさと納税を行うとき必ず気になるのが、寄付限度額ですよね。
楽天ふるさと納税やさとふるなどのサイトで寄付額をシミュレーションできるのはご存知な方もいるでしょう。

ここで、

こぐまちゃん
こぐまちゃん

同じ年収を入れてシミュレーションしたのに、サイトによって上限額が違うんだよね、、、
どの金額を参考にすればいいの?

という疑問を感じた人のための記事です。

こんな人のための記事です

🔵楽天ふるさと納税とふるさとチョイス、さとふるで、結果が違って迷っている人
🔵どの金額を参考にすればよいか決めたい人
🔵入力を見直したいが、どこを比べればよいか分からない人

結論から言うと、3つのサイトで年収500万円の会社員(配偶者・扶養家族なし)の場合は、以下の結果になりました。

給与収入500万円の架空例を3サイトに入力した結果。楽天ふるさと納税は58,069円、ふるさとチョイスは57,480円、さとふるは49,000円。

この記事では、寄付する前のシミュレーションに絞り、どの数字を入れ、結果が違ったら何を見直すかを画面に沿って確認します。

この記事を書いているのは…

会社員として資産形成に取り組む、くまさんです。
倹約×投資で経済的自立を目指しています。
このブログでは、家計や投資について分かりやすく紹介しています。

源泉徴収票・各種控除を確認する

最初に、開いているページが簡易版か詳細版かを確認してください。入力できる項目が違うと、同じ年収でも異なる条件で試算している可能性があります。

こぐまちゃん
こぐまちゃん

確認することが多そう…。まず、どこを見ればいいの?

くまさん
くまさん

ですよね〜😭分かります!
まずはご自身に当てはまりそうな項目の行を見てください!
分からない項目は、一旦保留にして続きを見ていきましょう!

入力前に、自分に当てはまる項目を確認しましょう

□ 簡易版で計算した
→ この先は、控除の内訳を確認できる詳細版で比べます。

□ 配偶者や子どもがいる
→ 配偶者の所得や子どもの年齢を確認。「共働き」「子どもがいる」だけで控除の有無を決めないようにします。

□ 保険料・iDeCoなどを支払っている
→ 控除の入力漏れや、同じ控除を二重に入れていないかを確認します。

□ 医療費控除・住宅ローン控除がある
→ 各サイトの追加欄と注意事項を確認。この記事の架空例には含めていません。

□ 今年の収入がまだ決まっていない
→ 給与・賞与の見込みを用意します。前年の金額をそのまま使わないようにしましょう。

分からない項目は「要確認」として残し、続きの入力手順で確かめていきましょう。

くまさん
くまさん

楽天ふるさと納税だと「かんたんシミュレーター」と「詳細版シミュレーター」から選んで寄付額を確認できます。画面はこんな感じ!

楽天ふるさと納税の寄付限度額シミュレーターのメニュー。かんたんシミュレーターと詳細版シミュレーターを選べる
寄付限度額シミュレーター

ざっくりした金額を知りたい人は『簡易版』で確認してみましょう!
「詳細版」でシミュレーションする場合は、源泉徴収・控除関連書類を手元に用意して行うのがおすすめです。

今年分の源泉徴収票は、年末調整のあとに受け取ることもあります。
まだ手元にない場合は、給与・賞与の明細や支給見込み、控除証明書などから、今年の見込み額でシミュレーションしてみましょう。前年分の源泉徴収票は、どの欄を見ればよいかを確かめる資料として使えます。

年収500万円の人でシミュレーションしてみましょう!

今回は年収500万円のサラリーマンのケースでシミュレーションします。

今回のシミュレーション条件。給与収入500万円、給与所得356万円、社会保険料控除75万円と基礎控除104万円を足した所得控除の合計179万円。配偶者・扶養家族なし。

※社会保険料75万円は、給与収入の約15%として置いた架空の値です。ご自身の試算では、源泉徴収票の「社会保険料等の金額」を使ってください。

くまさん
くまさん

基礎控除額のご自身の給与の基礎控除額を確認してみてください!
それではサイト毎にシミュレーションしていきましょう。
基礎控除額早見表を参考に掲載しておきますね。

2026年分の所得税の基礎控除早見表。合計所得金額489万円以下は104万円、489万円超655万円以下は67万円、655万円超2350万円以下は62万円、2350万円超2400万円以下は48万円、2400万円超2450万円以下は32万円、2450万円超2500万円以下は16万円、2500万円超は0円。

「国税庁「No.1199 基礎控除」」の部分には、次のリンクを付けます。
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1199.htm

それでは、サイトごとにシミュレーションしていきましょう。

ポイント

楽天の基本情報には、以下の通り。
🟠給与収入:500万円
🟠給与所得:356万円 
🟠所得控除:179万円

楽天ふるさと納税の詳細版シミュレーターを開く

実際のシミュレーション画面に入力してみましょう。

楽天の基本情報入力欄。支払金額500万円、給与所得控除後の金額356万円、所得控除額の合計額179万円を入力した例

画面出典:楽天ふるさと納税・詳細版シミュレーター

「所得控除額の合計額」に社会保険料75万円だけを入れないのが、この例の確認ポイントです。ここには基礎控除も含む179万円を入れています。

くまさん
くまさん

源泉徴収票ではこの欄を確認。前年分は今年の見込みに置き換えましょう

楽天ふるさと納税の入力説明。各入力欄に源泉徴収票のどの欄の金額を入れるかを示した画面
引用:楽天ふるさと納税

続く質問は、この例では次のように設定しています。

シミュレーション条件
  1. 給与以外の所得:なし
  2. 住宅ローン控除:受けない
  3. 確定申告で申告予定の控除:なし
  4. 年末調整は申告済、または申告予定:はい

ここは読者の皆さんの状況によって回答が変わります。
追加欄が開いたら、その説明に沿って入力してください。すでに合計額に含まれている控除を、追加する控除として重ねて入力しないよう注意しましょう。

「計算する」を押すと、この条件で表示された結果は58,069円でした。

楽天の計算結果。寄付限度額の目安58,069円

画面出典:楽天ふるさと納税・詳細版シミュレーター。今回の条件での表示結果。

ポイント

ふるさとチョイスの基本情報には、以下の通り。
🟠給与収入:500万円
🟠社会保険料:75万円

ふるさとチョイスの控除上限額シミュレーションを開く

ふるさとチョイスの入力画面でシミュレーションしましょう!

Step1の「あなたの給与収入」に500万円を入力します。356万円の給与所得を入れる欄ではありません。

チョイスのStep1。あなたの給与収入に500万円を入力した例

画面出典:ふるさとチョイス・控除上限額シミュレーション。架空の入力例。

Step2では家族構成を合わせます。今回の例は配偶者なし、扶養家族なし、寡婦・ひとり親に非該当、障害者の人数は0人で入力しています。

Step3の「社会保険料等の金額」に75万円を入力します。それ以外の控除は、今回の例では0円です。

チョイスのStep3。社会保険料等の金額75万円、それ以外の控除0円を入力した例

画面出典:ふるさとチョイス・控除上限額シミュレーション

くまさん
くまさん

社会保険料はここを参照!

ふるさとチョイスの入力説明。社会保険料等の金額を源泉徴収票のどの欄で確認するかを示した画面
引用:ふるさとチョイス

生命保険料や医療費の欄は「控除額」です。支払った保険料や医療費の総額と取り違えないよう、各欄の「?」も確認してください。

くまさん
くまさん

生命保険料控除額はここを確認!

ふるさとチョイスの入力説明。生命保険料の控除額を源泉徴収票のどの欄で確認するかを示した画面

チョイスでこの条件を入力すると、表示された結果は57,480円でした。

チョイスの計算結果。控除上限額の目安57,480円

画面出典:ふるさとチョイス・控除上限額シミュレーション。今回の条件での表示結果。

くまさん
くまさん

さとふるの基本情報には、以下の通り。
🟠給与収入:500万円
🟠給与所得:356万円 
🟠所得控除:179万円

さとふるのシミュレーションを開く

ページ内の「詳細シミュレーション」へ進み、「給与所得者の方」を選びます。各欄の「?」から、源泉徴収票のどこを参照するか確認できます。

さとふるの入力欄。給与収入500万円、給与所得356万円、所得控除合計179万円の架空例

画面出典:さとふる・詳細シミュレーション。2026年9月24日撮影。

サイトによって、入力欄のルールは少しずつ違います。特に次の2つに気をつけてください。

🟠配偶者・扶養家族の欄: 
楽天では質問に答えると入力欄が開き、さとふるには最初から専用の欄があります。入れ方が同じとは限らないので、それぞれの欄の「?」を開き、何の金額を入れる欄なのかを確かめてから入力してください。

🟠医療費の欄: 
チョイスは「控除額」(税金の計算で差し引ける金額)、さとふるは「合計額」(払った医療費の合計)を入れる欄です。同じ医療費でも入れる数字が違うので、そのままコピーしないでください。

さとふるには「市町村民税所得割」「都道府県民税所得割」という住民税の欄もあります。ほかの欄を入れると、ここには自動で数字が入ります。今回は、この自動で入った数字をそのまま使いました。

画面には「住民税の通知書にある『税額控除前所得割額』を見て入力してください」という案内もあります。ただ、通知書の金額は去年の収入をもとに計算されたものです。今年の収入が去年と違うと、上限の目安もずれてしまいます。自動で入った数字を通知書の数字に書きかえるかどうか迷ったら、さとふるの案内や問い合わせ先で確認しましょう。

さとふるの計算内訳。所得税の課税総所得金額141万円、所得税率5%、市町村民税所得割12万1200円、都道府県民税所得割8万800円
さとふるの計算結果。今回の入力で寄付上限の目安49,000円

画面出典:さとふる・詳細シミュレーション。2026年9月24日撮影。

さとふるの結果は、寄付の上限目安が49,000円でした。楽天(58,069円)やチョイス(57,480円)より、9,000円ほど低い金額です。

こぐまちゃん
こぐまちゃん

え〜なんで、シミュレーションの結果が違うの??

くまさん
くまさん

どんな計算しているのか見ておきましょう。
見るのは「所得税の課税総所得金額」です。

さとふるの計算内訳の一部。所得税の課税総所得金額141万円の表示

これは税金をかける元になる金額で、給与所得から所得控除を引いて求めます。

さとふるの計算途中の金額

🟠所得税の課税総所得金額:141万円
🟠所得税率:5%
🟠市町村民税所得割:12万1200円
🟠都道府県民税所得割:8万800円

今回の例で計算すると、356万円 − 179万円 = 177万円になるはずです。

ところが、さとふるの表示は141万円で、36万円少なくなっていました。上限額だけでなく、計算途中の金額にも違いがあることが分かります

くまさん
くまさん

なぜ36万円の差が出たのかは、確認した画面の説明では特定できませんでした。

そこで、今回の架空例を計算式でも照合します。ただし、この検算だけで、さとふるとの差の原因まで分かるわけではありません。

ふるさと納税の上限額計算式

上限額 = 調整控除後の住民税所得割額 × 20% ÷(90% − 所得税率 × 1.021)+ 2,000円

※出典:岸和田市「税額控除」の「ふるさと納税の寄附金限度額を調べる」を基に記載
※式に使う割合は、自治体が示す判定方法で確認してください。住民税の課税所得や所得税との控除の差を使って判定し、税制改正による調整もあります。寄付する年に対応した説明を確認することが大切です。
参考:秋田市「令和8年度から適用される市県民税の主な税制改正」の「寄附金税額控除(ふるさと納税)特例控除額の算定方法の見直し」(2026年9月27日確認)。

今回、調整控除後の住民税所得割額を235,500円、計算に使う税率を5%と置くと、計算結果は約57,480円となり、ふるさとチョイスの表示額と一致しました。

くまさん
くまさん

今回の前提では、検算結果とチョイスの表示額が一致しました。ただし、この一致だけで、チョイスが正しい、ほかのサイトが誤っているとは断定できません。

以上、ふるさと納税のサイト毎のシミュレーション比較でした。
今回の比較結果は以下の通り。

給与収入500万円の架空例を3サイトに入力した結果。楽天ふるさと納税は58,069円、ふるさとチョイスは57,480円、さとふるは49,000円。


サイトによって結果が違ったら、まずは入力した「控除」の欄を見直しましょう。

楽天・さとふるの「所得控除額の合計額」と、チョイスの「社会保険料等の金額」は別の数字です。
同じ金額をそのままコピーせず、それぞれの欄に合う金額を入力してください。

確認する順番は、次の3つです。

① 今年の収入・控除の見込みを使っているか
② 控除の入力漏れや二重計上がないか
③ 結果が違う場合、計算途中のどの金額から違っているか

それでも理由が分からない場合は、入力内容と結果を保存し、入力方法は各サイトへ、税の扱いは自治体などの相談窓口へ確認しましょう。

自己負担2,000円で収まる上限を超えると、自己負担が増えることがあります。表示された金額の高い・低いだけで判断せず、まずは使っているシミュレーターの控除欄を確認してみてください。

以上、参考になれば嬉しいです。

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