忙しい現代人にとって1日はあっという間に過ぎてしまいます。
朝仕事のために通勤をして、夜帰宅した後にスマホをいじっていたらもう寝る時間。
「趣味の時間なんてない」「副業した。でも時間がないなぁ」といつも考えるだけで1日が過ぎていく。 こんな生活の方は結構多いのでは無いでしょうか?
今回は、「時間がない」と感じる本当の理由と解決方法を説明していきます。
「時間がない」の本当の意味は?
全ての人にとって、1日24時間ですよね。
そんな中で「副業の時間がない」「家族との時間が取れない」が口癖の人には、本当に忙しくて時間がないのでしょうか?
投資家のウォーレン・バフェット、Amazonの創業者ジェフベゾスは事業で莫大な資産を築きました。そんな彼らは多忙なはずですが、他の方と比べて時間が多くあるでしょうか?
『彼らには1日30時間で、「時間がない」が口癖な人は1日24時間』なんてことはありません。
そうは言っても毎日忙しくて本当にやりたいことをやる時間がないんだよ
「時間がない人」の問題点はどこにあるんでしょうか?
「時間がない人」の問題点
結論から述べると「時間がない人」の問題点は、
- 優先順位がついていない
- 頭の中がごちゃごちゃしている
ことが大きな要因と考えられます。
私たちは、1日24時間のうち平均7時間ほど睡眠をとります。
起床後は仕事でおおよそ8時間。
残り9時間ですが、食事、家事、入浴、通勤・通学時間などを引いたら更に時間は短くなります。
1日で自由に使える時間は、4〜5時間程度の方が多いのではないでしょうか?
その4〜5時間の自由時間をどう過ごすかで人生の幸福度が大きく変わります。
「時間がない人」の本質は、この4〜5時間の自由時間にやるべきことの優先順位がついておらず、考えがまとまっていないことにあります。
「時間がない」に隠れた本音
仮に副業に挑戦したいが、時間を理由に実行へ移せていないのだとしたら、これからはこう言い換えてください。
「副業より今やっている活動の方が重要だから副業をやる時間がない」
習慣の様にテレビを付けて観ている時間はありませんか?
SNSをただ眺めている時間はありませんか?
付き合いだけの行きたく飲み会はありませんか?
その時間は副業するより大切ですか?
こう考えると今の自分にとって「現状の活動」と「やりたいこと」を客観視することができますよね。
時間の価値
時間を借金する
「明日やろう」
この言葉も口癖の方いるんじゃないでしょうか?
やらないといけない事を先延ばしにしたことは誰しも1度や2度ではないでしょう。
著者は、この「明日やろう」には2つ問題点があると考えています。
1つ目に、「明日やろう」と言っても、ほとんどの場合、明日は来ません。
想像してみてください。
ダイエットを決意したとして、今日できることを先延ばしにする人は明日からダイエットするでしょうか。翌日には、決意したことすら覚えていない人がほとんどでしょう。
2つ目は、先延ばしの行為は、将来の時間を借金していることです。
時間を今だけ使えるお金だと考えると分かりやすいでしょうか。
ダイエットを先延ばしにした今のお金(時間)は、未来のお金(時間)を借りているに過ぎません。
先延ばしの行為は、本来ほかのことができた将来の時間を前借りしていることを認識しなくてはいけません。
時間はお金で買い増すことはできない
Softbankの孫正義さんは、言わずと知れた起業家です。
そんな孫正義さんが持っておらず、あまり資産を持たない若者が持っているものがあります。
それが時間です。大金持ちが全財産を出しても人生残りの時間は増やすことはできません。
また、歌手優里さんの楽曲「ビリミリオン」には、「僕が生きてるこの時間は100億以上の価値がある」という歌詞があります。
大富豪の老人からあなたの残りの人生を100億円で買せてほしいとお願いされますが、若い今だからこそできる経験は100億円以上の価値があると言うメッセージが込められています。
残りの人生40〜50年分を失うとなると時間は大切に感じられますよね。
しかし、毎日の数時間となると無駄にしてもなんとも思わない人が大勢います。
まずは、今の時間を大切にすることから始めましょう。
他にも「過去の自分の行動が今の自分を作っている。今の自分の行動が未来の自分を作る」という言葉にあります。この言葉のように過去の行動はどう反省しても帰ってきません。
過去の出来事は教訓として、今の時間を大切に過ごし未来へ繋げていくことが重要です。
時間の見つけ方
では、忙しい現代人が時間を見つけるためには、どのような方法があるでしょうか?
その具体的な方法をこれから説明していきます。
1日のTO DOリスト・やりたいことを書き出す
まずは、「やるべきこと」と「やりたいこと」を書き出すことから始めましょう。
著者は毎日「TO DOリスト」や「やりたいこと」を必ずiPadに書き出すようにしています。
書き出すのは、紙、スマホのメモアプリを使うなど、何でも構いません。皆さんが始めやすいもので大丈夫です。
「やりたいこと」を書き出すことで「頭の考えを見える化」できて、思考を整理できますし、やるべきことが明確になります。
書き出すことは「ブログ執筆」「家事」といった具体的なタスクや、「映画を観る」「読書をする」といったリフレッシュの時間まで、全てを書き出してみましょう。 なるべくやりたいことは細かく分解する方が短い隙間時間でも実行しやすいのでおすすめです。
優先順位をつける
TO DOリスト・やりたいことを書き出したら、次にそれぞれの優先順位をつけていきましょう。
例えば、
「重要度A:育児」
「重要度B:週末までにブログ記事執筆」
「重要度C:今週中に見たい映画」
などの様に優先順位を付けてみましょう。
これにより、効率的かつ視覚的に優先順位を付けることができます。
書き出すと案外タスク・やりたいことは、頭の中でグルグル考えていた程、膨大な訳ではなく、複雑なタスクでもないことが多いです。
その日にやることを決める
優先順位をつけたら、次にその日にやるべきことを決めましょう。
無理のない範囲で、達成可能なタスクを選びます。
例えば、重要度Aのタスクは必ず今日中に終わらせる、重要度Bのタスクは余裕があれば取り組む、といった具合です。
それに加えて、私の場合はそれぞれのタスクが何時間かかるか概算で出しておき、隙間時間に取り組むようにしています。
もちろん、最初は計画通りいかないことも多いと思いますが、慣れてくると概ねタスクの所要時間の予想が当たるようになりますので、TODOリストは所要時間も考えることをおすすめします!
ちなみに著者の休日にやりたいことリストに示した通り、重要度Aに分類しているタスク(洗濯物、育児)の合計所要時間は5時間10分です。
それが終わり次第、重要度Bに取り掛かかります。
やることが可視化されているので、「次に何をやろう?」がなくなり、迷う時間も節約できます。
効果的かつ効率的な実施方法を考える
タスクをこなすためには、効果的かつ効率的な実施方法を考えることも重要です。
例えば、集中力が高まる時間帯に難しいタスクをこなす、短い休憩を挟みながら作業を進めるなど、自分に合った方法を見つけましょう。
著者は毎朝5時に起きて、会社へ出勤するまではやりたいことをやると決めています。
加えて、効率的にタスクを実施する上で、便利家電に投資するのはとても有用です。
例えば、著者のやりたい事リストにある「洗濯」は、所要時間10分で概算しています。
「洗濯が10分で終わる訳ないだろう」と思う方もいらっしゃるかと思いますが、これは我が家がドラム式洗濯機を導入しているので、洗濯・乾燥がボタンひとつで終わります。 ドラム式洗濯の最大のメリットは洗濯物を「外に干す」と言う作業がない事です。
また、著者は必要最低限の衣類、タオルしか持たないようにしているので、洗濯後の洋服、タオルを畳む時間も最低限で済みます。
締切を設けて実行する
前述した通り、それぞれの所要時間を概算した後は、時間内に終わらす様に実行してみましょう。
私たちは、締切が曖昧な状態でタスクに取り掛かると、ダラダラ過ごしてしまう傾向にあります。
「パーキンソンの法則」をご存知でしょうか?簡単に説明すると「仕事は与えられた期間ギリギリまで拡大する」と言うものです。
例えば、1週間後が期限の資料作成というタスクがあるとします。多くの人は作成時間が1週間あるものと計算して仕事に取り掛かると言う心理的なクセのことを言います。例えそれが、4日で終わる仕事だったとしてもです。
タスク・やりたいことはなるべく早めの期限を設定しておくことで、より高い集中力の状態を維持して取り組む事ができます。
時間がないはもう卒業!まとめ
以上、「時間がない」の問題点と解決策を説明してきました。
以下の項目を注意することで、より有益な時間の使い方ができる様になります。
- やるべきこと・やりたいことを書き出す
- 優先順位をつける
- 効果的かつ効率的な実施方法を考える
- 締切を設けて実施する
今から始められることばかりですので、実践して充実した時間を過ごしていただければ嬉しいです。
まずは、今日やりたいことを書き出すことから始めてね!