今回鑑賞するのは、2020年公開の映画「ストレイ 悲しみの化身」です。 ロシア映画って馴染みがあまりないので、どんな映画か楽しみ〜
早速、映画のご紹介をしていましょう!
- 公開年月日: 2020年2月7日
- 監督: オルガ・ゴロジェツカヤ
- 出演キャスト:
- エレナ・リャドワ
- ウラジーミル・ウドビチェンコフ
- セバスチャン・ブガーエフ
- イェン・ラノフ
- エフゲニー・ツィガノフ
- アンナ・ウコロワ
- ローザ・カイルリーナ
概要
2020年のロシア映画『ストレイ 悲しみの化身』は、失踪した息子の悲しみに暮れる夫妻が、孤児院から一人の少年を養子に迎える物語です。この少年は次第に実子に似てきて、夫妻の生活を恐怖に変えていきます。人の悲しみにつけ入る悪魔的存在を描いたゴシック・ホラー作品です。
ネタバレ解説
※※ネタバレが嫌な方は映画を視聴してから見てくださいね※※
夫婦である妻ポリーナと夫イゴールは、修道院に預けられていた少年を引き取ることにしました。以前事故死した実の子供と同じ「ヴァーニャ」と名付け育てることにします。ただ、妻ポリーナは、養子にした少年ヴァーニャとの生活で徐々に恐怖を感じ始めます。ヴァーニャの周りで不可解な出来事が頻発し、ポリーナはヴァーニャが原因ではないかと疑念を抱きます。そんな中、ポリーナの妊娠が分かります。ヴァーニャを連れて、産婦人科へ受診するもエコー検査中、ヴァーニャが胎児の画像を見つめた瞬間、胎児が激しく動き出し、モニターが故障。さらに、ヴァーニャのイタズラがエスカレートし、ポリーナの腕を噛むなど暴力的な行動に出たりと、ヴァーニャへの疑念が強くなっていきます。
一方、イゴールはヴァーニャを愛しい息子として受け入れますが、ポリーナは彼の行動に怯え、夫に検査を受けさせるべきだと訴えます。しかし、イゴールはヴァーニャを庇い、妻の訴えを受け入れません。ポリーナはヴァーニャに対する恐怖を募らせ、彼が邪悪な存在ではないかと疑い始めます。
ある日、刑事ヴィクトールがヴァーニャを連れ去り、孤児院に預けるとポリーナは説明します。イゴールは妻を責め、ヴァーニャを取り戻そうとしますが、ヴィクトールは車内でヴァーニャと共に事故に遭い、命を落とします。イゴールは事故現場でヴァーニャを見つけ、家に連れ帰りますが、ポリーナはヴァーニャを恐れ、彼と二人きりになることを拒否します。
イゴールは孤児院でヴァーニャの出自について調べ、修道女インドラから衝撃的な真実を聞かされます。ヴァーニャは人間ではなく、愛する人を失った者の前に現れる邪悪な存在であり、人々の弱さにつけ込むと言われます。イゴールはヴァーニャをインドラに預け、彼女と共にヴァーニャを地下室に縛り付けます。ヴァーニャは様々な姿に変貌し、イゴールは試練に耐えたとインドラに言われます。
一方、ポリーナはヴァーニャに襲われ、病院に運ばれますが、重傷を負い、赤ん坊を失います。イゴールはポリーナに対する愛を語りますが、彼女は意識を失います。イゴールはヴァーニャを連れて家を出ますが、友人の医師ワシリーが訪れた際、イゴールはポリーナの幻影を見てしまいます。
感想
映画全体としては「話がボヤッとした映画だな」という印象です。
序盤で、子供の養護施設の施設が自殺した描写が描かれているのですが、理由が描かれていません。「ヴァーニャがやった?」モヤモヤしながら観ていましたが、結局最後まで理由は明かされませんでした。 また、ヴァーニャを引き取った当初は夫イゴールがヴァーニャに拒否反応を示していたのですが、途中から完全に逆転して、妻ポリーナが子供を怖がるようになります。「夫はいつかヴァーニャを気に入った?」徐々に愛着が湧いたということなんでしょうが、明確な描写はなく急な夫の態度の変化にちょっと戸惑いますね。
それと、ヴァーニャは修道院から引き取った直後はつるっぱげだったのですが、中盤で急に髪の毛フサフサになっています。「急に1年以上経過したってこと?それとも急に髪の毛生えたけど、2人とも気づいていないってこと?」すごいモヤモヤする〜。なんででしょう?
また、終盤から物語の軸がブレてきた?ホラー系から妖怪系のストーリーのテイストが変わった感じがして、視聴者が置いてけぼり感が否めない様に感じました。
無料視聴可能なサイト
『ストレイ 悲しみの化身』は、Prime Videoでレンタル配信中、またU-NEXTでは見放題配信中です。どちらも初回の無料体験期間があり、この期間中は映画を無料で視聴することができます。